「お前が、落ち着くまで」





 俺が言うと、花蓮は





「もう、大丈夫だから」





 消え入りそうな声で言った。






「そうか…。花蓮、ちゃんと風呂入って、飯食えよ」





 俺の言葉に、花蓮は何も言わなかった。




「花蓮?」



「え、あ…うん」