【完】三つ子のヤクザと狼娘 巻ノ壱







「何年生なんですか」



「ん…二年」



 お、同い年!?



 学年だけは、だけど!




「そ、そうなんですか…」




 呟いてから、疑問。




「あの、なんで、送ってくれるの?S校とU校って、逆方面なのに」





 私の言葉に、奏太さんは、舌打ちした。