【完】三つ子のヤクザと狼娘 巻ノ壱







 奏太さんは、意地悪く笑って。





「電話、しようか」




 携帯を取り出した。




「誰に?}




「そうだな…陸」




「え、なんで?」



「迎えに来てもらうんだよ」





 なんか、お嬢様みたいだなぁ。




「お願いします」




 私は、奏太さんにお願いした。