昼休み。




 花蓮がポケーッとしていると、萌がハサミを持ってきて戻ってきた。




「さーて、どこから切ろうかな」



 萌はハサミを鳴らし。



 いきなり、刺してきた。



 腕が大きく切れた。



「あ、そーだ」




 ハサミが、ポニーテールを切る。



 髪の毛の束が、散る。



「こんな地味な髪とおさらばできてせいせいしてるでしょ。感謝してよ?」




 誰がするか。



 花蓮は歯を食いしばった。