【完】三つ子のヤクザと狼娘 巻ノ壱






 私は、頷いた。




「もう、自殺なんてしない」



「よし、それでいい」





 奏太さんの表情は、変わらなかったけど、口調は穏やかだった。




「そろそろ、ごはんにしよっか」




 私の髪からはさみを抜いた亜衣さんが、立ち上がった。



 え、この時間から!?