【完】三つ子のヤクザと狼娘 巻ノ壱






 だから…存在しない方がいい命なんだよ…。




「私なんて…」


「自分を卑下するな。自身を持て、花蓮」





 …!!




「でもっ」



「でも、じゃねぇよ」




 奏太さんは、私のことを鋭く睨んできた。




「…」


「とにかく、自殺なんて、これからもしようとするなよ?」