私は驚いた。

なんで私の名前が分かるの?
なんで知ってるの?

疑問が次々脳内に出てきて
何から喋っていいのか分からず
口をパクパクしていた。

「ふぉっほっほ。
安心しなさい。
怪しいものではないぞよ」

「じゃ、じゃあ
…誰ですか?」

「天使…とでも
言っておこうか」

はい?天使?
天使って…エンジェルの
あの天使?

「え。本気ですか?」

「本気ぞよ?」

えー…

「ふむぅ、信じてないな?
まあ普通じゃろおな」

するとおばあさんは微笑した。

「証明してやろうぞよ
そうすりゃお前も
信じるだろう」

「は、はぁ」

不安がり、
私は口からは
曖昧な言葉しか
出てこなかった。