魔法使いの運命




そんなとき、
異色をはなつ人が
一人道にいた。


その人は浴衣の様な
服を着ていて
下がミニスカートみたく短い。

風になびいた
綺麗な銀色の髪が
私の視線を奪った。

彼女の顔は見えない。
しかし、彼女の存在感に
私は圧倒されていた。

私の足はいつのまにか
止まっていて、思わず
彼女に見とれていたんだ。

綺麗な銀髪の彼女は
私の目線に気づいたように
振り向いた。

振り向いた姿も
さまになっていた。

顔はバンダナが顔に巻かれていて見えない。