魔法使いの運命



嘘…

すごい、おばあさんが
言ってたこと、当たった!

やった、やったぁ!

あのおばあさん、
本物の天使だったのかな!?

要くんと両思い!?

つ、付き合ってください!?

わわわわわ。

「夏奈ー、
どうしたの固まって」

友達の言葉は
右から入って
左へ抜けていく。

何も考えられなかった。

「ごめん、先帰る!」

「あ、ちょ…!夏奈!?」

「また明日ねー!
バイバーイ」

ひゃっほう!
おばあさん最高!

興奮して
テンションが上がり
軽い足取りで
昨日の公園へと
走っていた。