「藤田李愛です。
父の仕事の関係で、茨城から引っ越して来ました
東京はまだまだ慣れなくて、色々迷惑かけると思いますが
仲良くしてください。よろしくお願いします。」


私は藤田李愛。


今言った通り、私は茨城から東京に引っ越してきた

茨城の学校から転校して来るのは嫌だったヶド、

この学校に転入してきちゃえばそうでもない。




「私、矢島 真央! よろしくねッ」



私の席の前に座っている子が話しかけてきた



「うん、よろしく! 李愛って呼んでー」


私はできるだけ笑顔でいることに決めたから、

笑顔で返事してみた。


前の学校ではあまり笑うことができなかった。


違う、笑えなかったんだ・・・





「わかった! 私のことも呼び捨てでいいから」



真央は自分が可愛いことに気づいてるのかな?


あんな満面な笑みを見せられたら、きっと男子はキュンとくるんじゃない?