意地悪なアイツ【完】



「絶対に嫌ですっ!!!」

龍が先生に敬礼をしだした。


「なら、大人しく寝なさい」

『「はぁーい」』

俺達は先生にそう返事をして布団に入った。


カチッ

電気が消えて真っ暗になった部屋。
暗くなった天井を見つめ俺はそっと目を閉じた。


今日あった出来事が蘇る。



そーいえば唯、怪我したな…
凄く痛がってたけどアイツ大丈夫なのかよ(笑)

てか、肉つまんだ時の顔
怒ってたけど凄く可愛かったな…


って俺何考えてんだよ。

その時

「ガガガガガー…ンガッ」

豚見たいな鳴き声が横から聞こえた。


そっちの方を見たら大の字になって
大きないびきをかきながら寝ている龍。


幸せそうだな(笑)

それにしてもデカイいびき(笑)
眠れそうにもないから自販機でジュースでも買うか。


俺は一人、部屋を出て自販機に向かった。