意地悪なアイツ【完】



~龍 side~



「唯大丈夫かな…」

『大丈夫だよ』




清水寺にいた俺たち4人は恋占いをしていた。
だけど、石につまずいた唯が
転んでしまい怪我をしてしまったんだ。

旅館に行くことになった唯
付き添いで健人も行くことに



取り残された俺と愛美

『俺らだけで先に回っとく?』

周りには俺達と同じ制服を着た高校生が
たくさんいる


「でも良いのかな」

『大丈夫だよ』

俺はそう言って愛美の手を掴み歩いた。



弱々しく握り返してくる小さい手。

相当落ち込んでいると思った俺は
何も話し掛けずただただ歩いていた。


でも…

「りゅうううぅぅーー!!」

大きな声で俺の名前を呼ぶ愛美。


ビックリしたぁ…

驚いた心を落ち着かせながら俺は振り返った。

『どうした?』