意地悪なアイツ【完】




『強制って意味分かんない』

「分かれよ」


あたしの顔をじっと見ながら言う健人に
不覚にもドキドキしてしまう…



「昨日ちゃんとおぼえとけよって俺言ったよな」


『だから何を覚えとくの!?』

あたしは少し怒った口調で答えた。



「お前覚えとくの間違いしてねーか?笑
天然すぎ(笑)」


笑いなが言う健人に少し腹が立つ…

そんなに笑わなくても良いじゃん


「行くぞ」

先に教室を出ていった健人に
あたしは素直についていった。




“まじめんどくせぇ。
おれ本当女に興味がないんだよね。”


あの言葉とあの光景が
頭の中をグルグルと駆け回る…

あーもう!
意味分かんないっ!



「ゆいっ!!」

『へっ?』

「へっ?じゃなくて話し聞いてる?
唯、昨日からおかしいよ」


私はカレーうどんを箸に挟んだまま
固まっていたみたい…


『おっおかしくないよ!
アハハハハっ』

渇いた笑いをする…


心配している愛美。
ヤバいって顔をしてる龍。

そして余裕のある顔でうどんを食べてる健人。


「それなら良いんだけど…」