意地悪なアイツ【完】



「大島遅いぞ。
ほら立ってないで席につきなさい」

そう現代の先生に言われ自分の席についた。


「おはよう」


…えっ?

そう挨拶したのは健人だった。
昨日とは違って凄くキラキラした笑顔。

私はもっと分からなくなった。


キーンコーンカーンコーン
昼休みのチャイムがなる。

「おいっ学食行くぞ!!」


慌てる龍が私達に向かって言った。
待ってーと言う愛美。

「唯と健人はいかねーの?」


あたしは行かないって言おうとしたら


「後で唯と一緒にそっちに行くよ」

そう健人が言った。

「分かった先行っとくわ」

そう言って教室から慌てて出ていく二人。


あたし一言も喋ってないのに…



『あたし学食に行くって言ってないじゃん』

「強制」


また声のトーンが低くなった。


回りは暴れてる男子に
昼ごはんを食べながら喋っている女子。

回りが騒がしくて健人の声は
私以外、誰にも聞こえてないみたい。