「おれ本当、女に興味がないんだよね」
そこには今まで見たことない
真剣な顔をしている龍。
こちらに背を向けている健人。
「中庭にもいかねーし」
龍の口が動いていない
じゃあ今喋っているのは…健人?
なんで…
なんで健人がこんな事言ってるの?
そう思っていたら龍があたしに気付いた。
それでも、私は健人から目を離さない。
「なんで?どうして?」って聞きたかった。
でも、ショックが大きすぎて声が出ない。
何か異変に気付いたのかこっちを振り向く健人。
二人の視線がぶつかる…
あたしはいつの間にか走っていた。
“まじめんどくせぇ。おれ本当女に興味がないんだよね。屋上にもいかねーし。”
あの健人の言葉が頭から離れない。
あんなの健人じゃない!!!


