意地悪なアイツ【完】




~唯 side~


6月某日。

あたしは自販機の前に立っていた。


健人と龍に文化祭の出店で使う看板を運んでくるよう頼んだ。

そのお礼にジュースでも買おうと思ってあたしはここにいる。


前に龍が飲みたいと言っていた
新発売のぶどうジュースを両手に一個ずつ持って私は教室に帰った。


私が教室に帰ると2人はもうすでに帰ってきていた。



ビックリさせようと悪知恵が働く…

静かな教室に足音を立てないよう
そっと足を忍ばせ二人に近づき

ほっぺたにジュースをくっつけた。


「冷たっ!!!」

お驚く龍と体がビクンとなった健人。


『お疲れ様。大変だったでしょ?
あたしの奢り、はいっ』


「「ありがとう」」