意地悪なアイツ【完】



「健人っ健人っ」


からだを揺さぶられたことで俺は目を覚ました。


「お前ここで何してるんだよ」


頭の上から聞こえる低い声に顔を上げる…


『龍か…』


「龍かじゃねーよ
今何時だと思ってるんだ!?」


寝起きの目をこすり、
黒板の上にある時計を見るが

ボヤけすぎて全く見えない。


かすかに見える時計の針…
針を辿って数字を見る…


【4】


もう4時なのかぁ~…

んっ??
4時!?!?


『4時~!?!?!?!?』


「そうだよ
何回おこしても起きないから放置してた」


『なんだよそれ~
そんな事より、唯は今どこ?』


そう龍に尋ねても知らないという顔をする。
愛美は完全に怒っていて無視だ。