意地悪なアイツ【完】



右手にドクロ
左手に修復されたハートを持ち

俺は学校へと向かった。


遠くないようで遠い学校までの道のり。
今日は一人で歩いているからかすごく遠く感じる…


時計を見れば針はもう14時を指していた。

授業は15時に終わるから少し急ぐか…


体を突き刺すほどの冷たい風に
身を縮めながら学校へと向かう足を走らせる。


途中、引っ掛かる信号も
足を止めずに走っていると

【14:20】に学校についた。


教室へと行くと、
みんなは化学の実験でいない。

仕方なく自分の席へと座り
グラウンドであっている体育の授業を眺めていた。


これが窓際の特権


今日の体育の授業はサッカーらしい。
みんな必死にボールにかぶり付き、頑張っている。


そんな光景を眺めていると
少しと眠気が襲ってきた。


『ん~まだ少し時間あるし寝るか』


ドクロとハートを机のなかに入れ、
机に俯せになる。

冷めていた俺のからだを
温めてくれる日差しが気持ちいい。


俺は太陽に心を奪われ、

少し寝るはずだったのにいつの間にか
深い眠りについていた。