意地悪なアイツ【完】



龍はドクロの入った透明の箱を
俺に向かって投げた。


空中でくるくると回る箱が
俺の手元へとやってくる。


遠くから見たら真っ二つに割れている
だけのように見えたけど、

近くでみたら結構ヒビが入ってた


『龍、ありがとな』


「おう」


ニコニコと笑う龍に一言お礼を言い、
屋上をあとにした。


俺が進めた足は教室ではなく
学校の外へと向いていた


学校を出た時
校舎にある大きな時計を見たら

時計の針は11時をさしていた。


鞄を持たず龍から投げ渡された
箱だけを持ちひたすらに歩く


そして、
俺は例の店へとやってきた。



カランコロンッ


「いらっしゃいませー」


店員さんの甲高い声

この独特な店内の甘いにおいに柔らかな雰囲気。