意地悪なアイツ【完】



「調子が狂うからってあんな風な
態度をとって良い訳ないだろ」


自分でも分かっていることを言われ
胸にその言葉がつき刺さる

だけど思っている事と、
口からでる言葉は違うくて…


『仕方ねーだろ』


仕方なくない…

本当は、


ごめん、ありがとう、

そう思っているのに…


「健人、お前見損なったわ…

いつも唯に酷いこと言ったりしてて
本気で言ってないとは思っていたけど

冗談がそこまでくると…」


冷静になったのか
今さっきとは違う落ち着いた口調で話す。


いや、落ち着いたと言うよりも
呆れてるの方が当たっているかも…


「お前さ、

唯がこの誕生日プレゼント買うまでに
どれだけ苦労したと思う?」


『誕生日プレゼント…?』