意地悪なアイツ【完】



「よぉ…」


健人は気だるそうに私たちに
挨拶をしたあと

来た早々、
机の中も確認せずに机に俯せになった。



ありえないんですけど…
自分の誕生日だって気付いてないのかな?


『けん「おい、健人!!!」


私が声を掛けようとした時、龍が私を遮った。


「今日、健人の誕生日だろ?
おめでとう!!!!!」


『「おめでとう」』

龍の言葉を追うように
私と愛美がお祝いの言葉を言う。


「あーそう言えば
今日は俺の誕生日だったな…」


「忘れてたのかよ!!
それより、自分の机の中確認してみな」

「なんだよ」

何て言いながら面倒くさそうに体を起こす。


サプライズになってるか分からないけど、
これで気づいてくれる…

そう思うと胸がドキドキしてきた。


机のなかを見る健人。
ビックリした表情をしている。


これでサプライズ成功だ!!と思っていた。

だけど、健人から出てきた言葉は…