意地悪なアイツ【完】




カランコロン


「いらっしゃ…あ~この前の!!」


学校が終わった私と愛美は
この前の店に来ていた。

店の中には、
この前いた小柄で可愛らしい店員さんと

お客さんがちらほら…


『こんにちは~
あの~ドクロの置物ってまだありますか?』


「なかなか売れなくてまだ残ってますよ
店に出してないんで持ってきますね」


小走りで店の奥へと消えていく
走る姿まで可愛い…


『あ~良かった! 売れてなくて!

売れてたらまたプレゼント探さなきゃ
いけない所だったよ』


「本当だね
しかも明日が健人の誕生日だし」


そう明日は健人の誕生日。


「明日は俺の誕生日だからなー」

なんて言って教室を出ていった健人、
相当楽しみにしている様子だった。

でも、
私は興味がなさそうな態度をとったんだ。


分かってるよーと心のなかでは
叫んでいたけど、

そんな気持ちを知られるのが恥ずかしかった。