意地悪なアイツ【完】




寝ている健人をチラッと横目で見たら
おしりに私があげた財布が顔を出していた。


『ふふっ』

「なに笑ってるのー? 気持ち悪ーい」


私の頬をツンツンとつつく愛美


「あっそういえばさ!

最近、あそこの商店街に雑貨屋さん
できたじゃん。

今日行こうよっ」


『良いねぇー
じゃあ四人で行こうか!』


もしかしたら健人がほしい
って思うものがあるかもしれない♪



『健人っ!』


バシッ


私は勢いよく健人の背中を叩いた

寝ぼけているのか、
いつもみたいに反撃してこない。


「なんだよー」

『今日四人で商店街に行くよ!』


うつぶせになっていたせいか
前髪が変な方向にハネていて可愛い。

こんなところにもまたキュンッと
胸が鳴ってしまう。