意地悪なアイツ【完】




目を開くと今さっきと同じ光景が…



あぁ良かったと私は胸を撫で下ろし
肩を叩かれた方を向く

『まなみ…』


私の顔を見ては、
目を見開き手を口に当てて驚いている。


そんな愛美に私は笑顔で


『転けちゃった♪』


と、舌を出したが
愛美の顔に笑顔は戻らなかった。



「ねぇ、何で頭にガーゼなんか張ってるの?」


『んー歩道橋を走って渡ってたら
転けちゃってさ…』


へへへと笑ってみせるも愛美の顔には
“心配”の文字しか書かれていない…