意地悪なアイツ【完】



「ねぇ、健人っ
健人は私のことを好きだよね!?」


可奈が俺たちの会話を割って入り
健人の腕を掴み、必死に揺さぶる。

だけど健人は何も反応しないで、
ただ一点を険しい顔で見ているだけ…


「ちょっと可奈たち出ていってくれるか?」

「いやっ」

「出ていってくれ!!」

最初は優しく言った健人だったが、
我がままな態度をとった可奈に怒鳴った。


「わかった」

可奈はそんな健人に驚いたのか
教室にいた女子を引き連れて出ていった。



教室に残ったのは俺と龍、健人だけ



『二人は知らないと思うけど、

唯はまだ嫌がらせを受けているんだ』



「「えっ!?」」



俺の目の前にいる健人と龍は、
あごが外れそうなくらいに口を開けて驚く