意地悪なアイツ【完】



幸い、
中には龍や健人、可奈達しかいなかった。


だけど、あんな凄いドアの開け方をしたんだ
やっぱり俺は注目の的に…。


それでも俺は回りの目も気にせず、
ズカズカと目標物の元へと歩いていく…


グイッ

目の前につくと
俺はそいつの胸ぐらを掴んだ。



『おい、健人!
お前分かってんのかよ!』

「はっ?」


『唯が…唯がどんな思いしてるのか分かってるのかよ!

なぁ、目を覚ませよ!』

「はっ?
意味が分からないんだけど」


健人は冷めたようにいう…
でも、どこか動揺していた。


『お前、唯を守るために別れたんだろ!』

「っ…

お前っ何でそれ…」


『悪い。
俺、龍と健人が話している所

聞いてしまったんだ…』


「っ…。」