意地悪なアイツ【完】




あれからどのくらい泣いただろう

涙を拭っても、拭っても…
溢れてきて止まらない


トイレの鏡を見ると
私の目は真っ赤に腫れていた。


これじゃあみんなに泣いたのがバレちゃう…

私は蛇口をひねって水で目を冷やした

冬の寒さに冷えた水が熱くなった私の目を冷してくれて気持ちいい…。



その時、
昼休みの終わりをつげるチャイムが鳴った


えっ?

もうそんな時間なの?
私ってそんなに泣いてたんだ…


そう言えば、
次の時間って何だったっけ




……。


あっ体育じゃん

愛美いないから
あたし一人で行かなきゃ…


私は鏡でもう一度、
目が腫れていないか確認する。


『んー、さっきよりましになったかな?』


そんな独り言を呟き教室に向かった。