意地悪なアイツ【完】





愛美が倒れた後、
私は静かに教室に戻り自分の席についた。

と、同時に可奈と可奈の回りにいた女子が私の席にきた。


「愛美どうかしたの!?」

『あー過呼吸起こしちゃって…
体調悪化しちゃったかも…』

「えー…
愛美に何があったんだろうねー」


可奈の話し方は棒読みで、
愛美を心配しているような話し方ではなかった。


『あーこの紙がロッカーの中に入ってて
多分それで過呼吸を…』


私は、ロッカーに入っていた紙をそっと出し可奈に渡した。


それを見るなり、

「ひどーい」

「ありえなーい」

「さいてーい」


と、心のこもっていない言葉を並べる可奈たち。


その言葉を言い終えると、
あんたに用はないと言わんばかりに
そそくさと去っていった。