意地悪なアイツ【完】




「じゃあ俺の背中に乗れっ」

龍は愛美をおぶり保健室に行った。



せっかく愛美の体調が戻ったのに…
こんな事したの誰なの?


まさか…



私は急いで教室に戻った


可奈は…
可奈はどこにいるの!


その時、私の視界に可奈が入った。

可奈はクラスの女子数名と円のように
丸くなって話している

ニコニコと話しているけど
今の私には何か企んでいそうな笑顔にしか見えない



不気味…。



そんな事を思っていると、
顔を上げた可奈と目があってしまった。


『あっ』


可奈は私を見るなり
鬼のような形相で睨んでくる

私も負けじと私も睨み返すと
可奈の回りにいる女子たちも睨んできた。


「唯どうしたんだよ」

『あっいや何も…』


健人が驚いた顔でこちらを見ていた。
そして私はもう一度可奈を見る…


えっ?
睨んでもないしこっちを見てすらない…


なに?
どういうこと?