意地悪なアイツ【完】




“被害者面してんじゃねーよ”

“二股女”

“龍が可哀想。さっさ別れろ”


『…』

「なにこれ…
なんでっなんでこんな事…

私っ被害者面なんかっしてない…」


愛美は泣き出してしまった

その泣き声に気付いたのか
慌てて健人と龍も廊下に出てきた。



「どうしたんだよ!」

『あたし達のロッカーこんな物が入ってて…』

「何だよこれ…」



その手紙を見るやいなや二人の表情は
だんだん険しくなって、手には拳が作られていた。


愛美は泣き崩れ、息が荒々しくなり
ちゃんと呼吸ができてないように見える…



「何か愛美おかしくねぇか?」

『…ねぇ過呼吸じゃないの!?』

「過呼吸!?
ちょっ愛美大丈夫か?

俺、保健室連れて行くっ
愛美立てるか?」


龍の問いかけに愛美は首を横に振る