意地悪なアイツ【完】



始業式は校長先生の
長いながい話を聞いて終わった。



教室に帰る途中。

廊下に私たちのクラスの女子数人が
集まってザワザワと盛り上がっていた。



『何の話ししているのー!?』

私と愛美はその女子達の輪を割って入るようにその話しの中に混じった。



いつもだったら
「最近○○がチャラいんだよー」

とか

「あのテレビ見たー!?」
とかそんな世間話をしてくる。

だけど今日は違った。




「あっ、何でもない…みんな行こう」

そういって逃げるように
私達から離れ、そそくさと教室に戻っていった。



愛美は大して気にしてない様子…

でも私は、胸の奥がソワソワした。



私は些細な行動に敏感で、
ちょっとした事でも気にしてしまう…。