意地悪なアイツ【完】



「誰…?」

その子に問いかける唯。

彼女は長い髪をなびかせながら
俺達の方に振り向いた。


「……」

「……」

『……』

絶句する俺達三人…。

そこにいたのは




『まな…み…』


一週間前に比べてかなり痩せ細り、
必死にファンデーションで隠したであろう
首と頬に青く紫色になった大きなあざ。


目には眼帯。
まるで別人のようだ。



「おはよう」

愛美は引きつった笑顔で俺達に挨拶をした。



泣き崩れる唯に、それを支える健人。

俺は愛美の元に駆け寄ろうとしたら



バタッ


『まなみっっ!!!!』


愛美は倒れてしまった。