意地悪なアイツ【完】



~龍 side~


今日は久々に愛美が学校に来た。
やっぱり4人が揃ったら楽しい…

いや、愛美がいるから楽しいのかな

そんな事を考えていると



キーンコーンカーンコーン

授業の終わりを知らせるチャイムが鳴った。
と、同時に愛美が急いで帰る準備をしだした。



「えっ愛美帰んの?」

『ごめんっ 彼氏待ってるから先に帰るね』

そう言って、走って教室を出て行く。


『はぁ…』

愛美の背中を見つめながら俺は魂が出そうなほど、深い溜め息をついた。



「何溜め息ついてんの?
幸せが逃げていくよ~」

と俺の背中を叩きながら唯が言った。


分かってるよ。
でも、今の俺にはそんなこと関係ない…