意地悪なアイツ【完】




学校にいるとあっという間に時間は過ぎ
気づけばもう六時間目。


【15時27分】

私はさっきから携帯を開いてはソワソワしている。


それは何故か…
早く陵也の家に行かないとどうなるか…


「どうしたの?」

振り返ると唯が心配そうな顔で私を見ていた。

『何もないよ』

「そっかぁー」

笑顔で返すと納得のいかなそうな顔をして黒板に書いてある事をノートに写し出した。



キーンコーンカーンコーン

挨拶をしたあと、
私は急いで帰る準備をした。


「えっ愛美帰んの?」

ビックリする健人に
私は顔の前で手を合わせた。

『ごめんっ
彼氏待ってるから先に帰るね』


そう言って教室を出た。



陵也怒ってないかな…
早く行かなきゃ…

そんな思いを胸に抱きながら走った。