意地悪なアイツ【完】



「お前は俺の言うこと聞いてれば良いんだよ」

そう言って私の首を掴んだ
だんだん強くなっていく陵也の力。



苦しい…苦しい…苦しい…

私このまま死んじゃうのかな…


そんな事を考えていると
スッと手が私から離れた。



ゴホッゴホッ


咳き込む私に

「ごめんね、大丈夫?」

と何回も声をかけてくれる


頭の中が真っ白になり
放心状態になる私。

さっきのは何だったんだろう


あの箱の中身…
私の見間違いだったのかな…

でも、あの暴力…




きっと本当の陵也はこんな人じゃない

何かの間違いだ。

私は自分に言い聞かせるように
何度も心の中でそう言った。