沙奈「かの…じょ? え? 好きなのは私…じゃないの? いつも沙奈ちゃんって…呼んでくれるじゃんか!」 侑馬「それは、 猫かぶりのおれじゃない?」 猫…かぶり? 侑馬の顔がいつもと違う。 笑顔じゃなくて、 冷たいものを見るような目をして、わたしに話をする。 どうなってるの? 彼女? わたしだと…思ってた…。 ねぇ、神様。 あんた嘘つきだね。