未完成パズル.



翔はまるで目の前に侑馬がいるかのように笑顔で話す。

翔「うーん。
俺さ、侑馬も大高も大好きなんだよ?


だから2人には幸せになってほしいなーとか思ってんだ。


大高幸せにしなかったら許さねーよ?
俺、2人を父親気分で見守っとくから!

って、何くさいこといってんだ俺ww


大高を幸せにしてやって?」


翔の悲しげな顔と、その言葉に感動して、涙がでてしまった。


小さな声をあげて、
駅の隅っこの柱の影で一人、泣いた。

翔はやっぱりいい人だ。


どんだけ傷つけても、翔はいつも私を見てくれる。
考えてくれてる。


その気持ちが一気に溢れ出て、つい泣いてしまった。


翔はまだ電話をしている。

翔「俺は大高を幸せにすることはできないし、近くにいることもできない。

慰めることも、喧嘩することも、喜ばせることも…全部できんのは侑馬だけ。


俺じゃないけど、心の中ではいつも大高を好きでいる自分がいるんだ。


侑馬にそれ言いたくて、でも今まで言えなくて…悩んでたんだ。

今言えてよかったよ!

ありがとう。じゃぁ切るよ」


私はその日、涙が枯れるかと思った。
泣きすぎて…


初音「ごめんね…翔」