「日向、誕生日…二人で良かったのか?」



顔は見えないけど、真剣さが伝わる。



だから、私は素直に答えるよ。



「うん、ヒロと二人で良いよ。二人きりで居たい。」



「そっか…。」



多分、ヒロは照れてる。



ヒロの顔が近づく。



ほら、やっぱり。顔、赤いよ。



だけど、それは内緒にして目を閉じる。



深く長いキス。


気付けば、雪が降っていた。