「ヒロー。陸君!部屋に入れるからねー。」


扉が開き、そこには陸。


入試が近いからか、耳に付けてたピアスも取って、見た目は優等生



いや、実際に優等生…か。



コイツ……まだ、日向狙ってんのかな。


「…よっ。って、何か疲れてね?」


ベッドの上に座っている俺を見て、陸は言うけど…


「お前も息切れ凄くね?」


そんな全力疾走したのかよ。