「藤原君、私はヒロが好きなの。他に代わりなんて居ないの。だから…―」



ごめんなさい…と言おうとしたとき、藤原君の唇が一瞬だけ…


私の唇に触れた。



「――………!?」



「お、陸!?お前、ぜってぇ、殺す!!!!!!」


「いいじゃん、一回くらい。どうせ、もうお二人さん、チュー何回もしてんだろ?」


藤原君は、ニコニコ笑ってる。


ヒロは凄く恐い顔。


私は……いきなりのことに顔が真っ赤で。


泉さんといったら……失神していた。