「ねむいねー」


有紗と話ながら登校した。

「「紅組~……」」

応援団の声だ。


私は立ち止まって見ていた。


「応援団やってるね~♪」


「え?あ…うん。」


「あ…うち弟にハチマキ届けていい?」


「うん。いいよ!」



「「ありがとうございました。」」


「あ…有紗ちょうど終わったじゃん」