悠希と別れて家に帰った。


「ただいまぁ~」


「おかえり。どこまで行ってたの?なにしてたの?」


「その辺で雑談。メールや電話より早いし。」


「へぇ~」


それだけ聞いはママは本を読み始めた。



ピロリン♪


『From 吉田悠希
家着いたよー!』


ふふっ。


こんな些細なことが、愛しく感じる。