「気になり始めたのは、多分さ、佐々木の斜め前の席の時だったんだよ。」 「うん。」 そうなんだ…。 て、ことは2年の2学期より後か…。 「佐々木はその頃、よく廊下見てた。窓際の席なのに、窓じゃなくね。それも、1組が通るときは常に。」 よっしーは笑いながら言った。 「えっ?そんなに、分かった?」 え…びっくり…。