「佐々木、聞いて?」


「…うん。」


私も抱きしめ返した。


「俺は、佐々木だから好きなんだよ?俺…恋なんて無縁だと思ってた。けどさ、」


「うん…」


「佐々木と2年の時同じクラスになったじゃん?」


「うん。」