「え?」 「ほら、あれ!」 ほんとだ。愛梨がいる。 たぶん、4組の…富美とか言うやつと。 「声かけに行くか?」 とか聞いているのとは逆に、 俺の手を引っ張って愛梨の方につれていく、大輝。 「引っ張んなよ。」 お構いなしに、引っ張る大輝。 「佐々木!」