「今…悠希と付き合ってるの…知ってるよね?」 「うん。でも、俺も好き。」 やめて… 好き好き言わないで。 「元は両思いなのに、とられんの嫌だ。」 やだ。 「ごめん行きなり。」 抱き締めてきた。 「やだ、やめて…」 胸を叩いても、力は弱まらず、 「やめて…やめてよ…。」 あげくに、私は 涙が止まらない。