「それに私…」 「それに…?」 悠希は不思議そうに聞いてきた。 「私…悠希に釣り合うように頑張ろうかなって!」 悠希は顔をしかめた。 「釣り合う?」 「うん!私バカだからさ。悠希は順位10位いないじゃん?私は90位台だし…だから勉強頑張ろうって、思ったんだ!」 「…愛梨…?」 そんな顔…。 悲しそうな顔しないで…。 「大丈夫だよ!私の決意♪志望校目指すためでもあるから!」 ね! だから… いきなり抱き締められた。