「まぁ、断ったわよ?でもね、この人だけは一回でいいからお見合いして! ってしつこく頼まれたのよ。なんでって聞いたら その人、あー、名前は久我 健斗さんって言うんだけど ここの大学と縁が深い大学の学長の息子らしいのよ。 叔母さんも結構強引にお見合い勧められたみたいだから乗り気じゃないんだけど」 と言って紅茶を一口飲む。 「で、ボクに頼みたいことですか?」 だいたい言いたいことは伝わってきた