翼だった。 貯水タンクのあるエリアに寝転がってる。 つまり、翼が私を見上げてるんだ。 「奈美…来いよ」 翼が、半身を起して。 私は、動かなかった。 ううん、動かなかったんじゃない。動けなかったんだ。 「添い寝くらい…してくれるよな?」 そ、添い寝!? この人、幼稚園児ですか!?