双子の恋バナ




夜の事でした...。


---佐々木家



「えっ!?
わ、私が奏太のフリして
学校に!?」


「お願い!!ひなっ!
俺と入れ替わって!」

奏太が私にお願いして
きた。



「や、やだよぉ〜!!
私が男の子嫌いなの一番
知ってるじゃん!!」


「今回のテストヤバかったんだよ。
お前頭良いじゃん?
補習、上手く乗りきらない
とヤベーんだ。

男嫌い直すのもかねて
頼むよ...!!」


「やだっ!!奏太の分からずやっ(泣)!!
出てってぇ〜!!」



私は奏太を自分の部屋から
追い出した。



佐々木 奏太、15歳(高1)

私の双子のお兄ちゃん。
桜田男子高等学校
に通っています。



顔はすごくそっくりだけど....。

性格が真逆な私たち。


積極的で運動神経抜群。
女の子にモテモテな

奏太...。



極度の男嫌い、怖がり
ヘタレ...

泣き虫な私...。



正反対すぎて
情けなくなる...。

私も変わりたい...。



「けど....
男子高なんかに
絶対行きたくないよ(泣)」

独り呟く今日この頃。


その日はいつの間にか
眠りについた。